会社のミッション・ビジョン・ポリシーを一言で表した秀逸なタグライン
私の好きな、ほれぼれしたタグラインはこれです。
新ブランドメッセージ告知ページ 「新しい今日がある」 | セブン&アイ・ホールディングス
昨日とは違う明日がある
これだと私たちの夢とか希望とか願望になってしまいますが、その上での「新しい今日」。
昨日売れたからといって、それを今日もまたお客さんに押し付けるのですか?
昨日とは違う新しい今日を、私たちは提案しませんか?
そうすれば、いつ行っても新しい発見・出会いがあるお店だと、お客さんにワクワクしてもらえるのではありませんか?
O2Oだ!オムニチャネルだ!IoTだ!と時流を後追いすること自体は構いませんが、その大前提となる小売りの矜持そのものとも言っても過言ではないタグラインではないでしょうか。
・ミッション(社是)
・ビジョン(経営理念)
・ポリシー(行動指針)
多くの企業ではこれらの項目をフル回転させて自社の存在意義やあるべき姿などを明文化するのでしょうが、セブン&アイの場合はたった一言で、しかも市場全体に向けたタグラインで、それを表現してしまったのだと思います。
なのに、そのタグラインを使わなかったクリエイティブを見つけて残念な気持ちになってしまい、この投稿に至るわけです。
企業・商品・ブランドは、こうやって衰退・消滅していくものなんだと思います。
役員人事も大事でしょうが、変えるべきものと変えるべきでないものの抽出・選択は、マネージメントに課された最も大きな命題なのでしょうね。
<追記>
日経ビジネスオンラインで、それっぽいニュアンスと受け取れる記事が公開されていました。
<追記2>
特集が始まっていました。
我々は売れるであろうと思う商品を仕入れるんです。売れたから追加するのではない。仕入れた商品が売れるかどうかという未来の話は、POS(販売時点情報管理)システムでも分からない。仮説を証明するのがPOSです。売れるという仮説が立てられない商品は仕入れてはいけないのです。
ということで、おすすめの書籍は「統計心理学」です。
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